こんにちは還暦過ぎラッパのきのじーです。
20年前に現役を退き、トランペットを触るのは8年ぶりというこの頃です。
自分も試行錯誤ながら、同じような音出し(ファーストトーン)の悩みに答えられたらと思います。
✅今回の記事内容(動画あり)
- 8年ぶりにトランペットを再開(触ってもいなかった)
- 果たして音は出るのかいな?
- 今回はとりあえず音が出るか唇の調子などを確認する
この記事を書いている現在、私は8年間以上全くトランペットを離れ、触ってもいない状況でした。
音を鳴らすツボもポイントも振動も真っ白に忘れ去った状態です(とは中々うまくいかないんですが…)。
これが吉と出るか凶と出るか。
具体的には、①トランペットの音出し、②唇の振動、③バズィングからの楽器、の3つ方法論(私の現状)を解説します。
この記事を読み終えると「成功しているトランペッターの奏法による特徴」や「唇の振動を分析する方法」など上手に上達するコツについて、知ることができるかもしれません。
実際に吹いてる動画も交えて解説します。どうか温かい目で最後まで、じっくりとおつきあいください。
もくじ
トランペットはブランクが長ければ音が出なくなるのか
冒頭で暴露した通り、最初のうちは鳴るには鳴りますがそれは1分と持ちません。耐久性0、コントール性マイナス100%、みたいなにっちもさっちもいかぬ状況💦
ほぼ、初心者・素人に戻った感覚ですね。
しかし、そこをうまく利用して悪い癖ごとリセットしながら、自分の思い描いている理想の奏法に改めて仕上げていけたら良いな!と淡い期待を持っています。
というのは、ラッパ吹いて仕事をしている時から、実は奏法も大いに気になって(気に入らない)いたのです。
現在ではすっかり引退しプロで仕事をしてるわけでもないので、趣味の一環としてじっくりと取り組めばよい。そして折角なのでイヤな部分を改善したい、それも大幅に。そんな風に思っています。
✔奏法を大きく変えるタイミングとしては長期にわたってラッパを触らない事がまず一番。
それにより、しみついたクセや唇に刻まれたマウスピースのポイントなどをリセットできやすい。
(けど、途方もなく実現は困難極まります。現役プロ奏者ならまず不可能でしょうね)
※手首に輪ゴムなどをしたまま放置してると、けっこう悲惨なゴム跡などができますよね?これと同じように長年トランペットを吹いてると、唇にもマウスピースのリム跡がしっかりと刻まれてるんです。
なので、マウスピースを頻繁に変えることで調子が安定せず、悪い癖も付きやすく、音が荒れたり出にくくなったりという症状がでて回復するのに大変なわけです。
分かっちゃいるけど、死ぬまでマウスピースを買い漁るのはラッパ吹きの性(サガ)(*’ω’*)
※上手に使いこなしているプロ奏者もたくさんいます。トロンボーンや他金管楽器、木管までこなすマルチプレイヤーも数多く存在はします。
話を戻します。私のように8年もトランペットを触って無ければ、鳴るには鳴るけど大雑把な唇の震動しかしません。なので、まずは唇の振動を確認してみます。
唇の振動、バズィング→マウスピース→楽器
バズィングとはBuzz(ブンブンいうとかブンブン飛ぶ、忙しく動き回る、ざわめく)のブゥーっという音を唇だけ、またはマウスピースを使って出すことです。
これが、大事か否かは長くなるので後日触れていきたいと思います。というのも、世界的な超一流トランぺッターでも「バズィングする派」と「しない派」にわかれるという摩訶不思議?!な事実があるからです。実際私も現場ではしなかったし、バズィングを丹念にトレーニングしてるプレイヤーをほとんど見かけたことがありません。
ここでは、あくまで唇の振動を確認するためにやってみよう、ということです。トランペットの音はこの唇の振動が元になっているのは事実だからです。
還暦過ぎのトランペット|バズィング編(約1分20秒)
私の8年ぶりのバズィングはこんなもの。音が続かないのは振動が途中で途切れるのと、息・腹(腹式)のコントロールもシャバラバだからですね(‘ω’)ノ
①唇の振動が大雑把で足りない
②それを支えるブレスコントールも腹もできていない
これをトランペットの楽器本体につけると悲惨な状態が浮き彫りになります。。
8年ぶりに吹いたトランペットの音が・・【悲報】
予想通りというか、案の定フニャふにゃでブルガクした不安定な響きの無い(かぼそい)音です。8年ぶりにトランペット触ったので、まぁこんなものでしょう。
とにかく、バカ吹きと意味の無いハイトーン挑戦だけはNGです。
理由は、奏法がぶっ壊れるからです。音も荒れ、唇の振動も荒れて、ただただ「そば鳴り」の耳障りなうるさい音です。しかも、しまいには壊れる末路しかない奏法・吹き方。
トランペット還暦過ぎの再チャレンジ|初回音出し編(約2分20秒)
音がふらふらする
唇が振動しない
顎がガクブルする
息がとまる、スムーズに出ない
のどが絞まる
肩に力が入る
これら自分のトランペット奏法の問題点を解決する
問題点やまずみですね。この状況を打破し解決するには「少しの息でも唇が振動する」ようトレーニングを積み上げるしかありません。
具体的には、小さな音(p~mf)でのブレスタンギング(息だけのタンギング)だけで音を出す。この段階では、まずはこのロングトーンをひたすら繰り返し唇の振動を安定させることでしょう。
ちなみに、多くの現役の著名なプレイヤーは毎日欠かさずこのトレーニングはしています。
【おまけ】どうすれば簡単にトランペットが吹ける?
結論から言ってしまうとそんな奏法はありません。
これは自分を戒める意味でも言ってますが、そんなトランペットのトレーニング方法があったら私が聞きたいぐらいです^^
トランペットは毎日吹かなくてはいけないものなんです(10分でもね)。そして、トレーニングや基礎練習も大事ですが、本番のステージやリハーサルなどのアンサンブルをこなすことで格段に進化します。
私も、そこ目指して何とか頑張ろうと思っています。やはり何事も目標は大事ですよね。
今の現状では、アンサンブルに入ったら大迷惑なレベルですので・・
とは言え、大きな音のする楽器ですので練習場所や取る時間などの問題が悩ましいところです。今回はカラオケ店でやりましたが、その理由はやはり生音・オープンで吹かないといけないからです。
ウィスパーミュートはやみくもに吹くだけでは間違いなく唇を壊し、何時間練習しても進化しません。ミュート(消音器)を使用した検証については後日、特集します。
トランペットは簡単に吹けませんが、近道とは言わないまでもムダに遠周りするする必要もないと思います。特に私のような還暦過ぎ62歳では時間もあまりないし(苦笑)。これは、初心者のかたでも同じことが言えます。
そのためには、前述したステージ演奏の機会を目標にすることを前提に「唇の振動を如何に早く安定させるか」のトレーニングにかかっていると思います。
具体的には、基本練習として前述した「少しの息でも唇が振動する」ための、小さな音(p~mf)でブレスタンギング(息だけのタンギング)だけで音を出す方法。そのロングトーンをひたすら繰り返す、そしてゆっくりスケール(音階)に移行していくことです。
まとめ:トランペットは基本面倒くさい!練習は辛抱あるのみ
トランペットは正直、基本面倒くさいものです。練習もそうですが、ステージに立つようになると更に様々な問題点が山のように出てきます。私のような下手くそトランぺッターでも、現場は酸いも甘いも一応沢山経験してきました。
今回は初心に戻って、解決できなかった問題点にも取り組んでいこうと思っています。
今回は、①ブランク後もしくは初心者の音出しの練習方法、②トランペットの音の土台になる唇の振動に関してと、③バズィングからマウスピースの練習方法3つについて、多くのプレイヤーの成功事例をもとにご紹介してきました。
また、私もそのセオリーに沿って8年ぶりにトランペットを再開しました。
もし、あなたがトランペット初心者や私のように還暦を過ぎてトランペットを趣味でやろうとしている場合などは、本記事でご紹介した練習方法を活用してトレーニングをしてみてください。
今回は以上になります。
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