トランペットのマウスピース「大きいの小さいの」自分に合ってる選び方

トランペットのマウスピース「大きいの小さいの」自分に合ってる選び方
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自分が吹いてるトランペットのマウスピースって(私に)合ってるの合ってないの?もっと大きいのが良いのか、小さいのが楽なのか。本人には中々判断できないですよね。

管理人きのじー

では、トランペット講師とか他人ならわかるのか。
「君はもう少し大きめの方があってるよ、窮屈そうに聞こえるし音もペタペタしてるから」

はい・・そうですか。??
って、コトは簡単に納得・解決するものでもありません。

この素朴だけど悩ましく、場合によっちゃ演奏生命にまで関わる重大なテーマ「慣れ親しんだマウスピースを変える選択」について、深掘りします。


こんにちは還暦過ぎラッパのきのじーです。
20年前に現役を退き、トランペットを触るのも8年ぶりというこの頃です。

私も現役以前から現在までマウスピース選びにはずーっと悩んでいますヨ。
本日も、初心・中級者にわかりやすくトランペット奏法を解説します。

前回の「トランペットのスーパーチョップス奏法とは」に続いて、今回は「自分には大きい・小さいどちらのマウスピースがあっているのか」または、

「今使用しているマウスピースより大きいもの、小さいものどちらを選択していけばよいのか」について解説します。

師匠や仲間のプレイヤーの意見やアドバイスも大切ですが、まずはあなた自身が吹きやすいか吹きにくいか、そこが優先順位第一番です。

というのも、それらのマウスピースはそもそもあなたの奏法に合ってなくて、演奏に支障を及ぼしている可能性があるかも知れないから。

実は、気付かないうちに明らかにオーバーサイズ、または小さすぎてコントロール不能に陥ってることもあり得ます。

この場合適切なサイズに変更すればたちまち演奏が楽になる(鳴る)場合もありえます。

前回の記事はこちら↓

トランペットのスーパーチョップス奏法とは
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トランペットの「スーパーチョップス奏法」を聞いたことありますか?この奏法の発案者であるジェローム・カレが提唱する吹き方について考察します。 「スーパーチョップ
2020-09-29 18:43

今回の記事内容

  • トランペットのマウスピースいつ変える?
  • 問題解決の為のマウスピース変更(選び方)
  • 音域に難を抱えてる場合のマウスピース変更(選び方)

この記事の信頼性
この記事の信頼性

プロフィールにもある通り、自衛隊音楽隊を退職後は、テレビ歌番ビッグバンドやタレントバックのサポート、テーマパークなどで吹いていました。私は元々大きなサイズ(バック1C~3C)で、小さいマウスピースは否定派でした。

しかし、それは間違った固定観念であることに後々気が付かされます。

この記事を読み終えると、トランペットのマウスピースの大きさや選び方の概念が変わるかも知れません。

あなたに取って最適なマウスピースの選び方の基準がわかるでしょう。

それでは、最後まで、じっくりとおつきあいください。

もくじ

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トランペットのマウスピースいつ変える?

トランペットのマウスピースいつ変える?
トランペットのマウスピースいつ変える?

トランペットのマウスピースをいつ変えるのか?
これは「今でしょ!」って人と、そうでない人に分かれます。

中学生以上の初心・中級者のトランぺッターの方は、半年~1年間は今使ってるマウスピースを変えずに頑張って練習しましょう。

ただし変えない条件として、バックの7C相当前後の大きさである前提での話です、注意ください。
小学校低学年の小さい子ならバックの10Cとか小さいのでも良いと思います。

初心・中級者のトランぺッターの方は口(アンブシャ、奏法)が、なにしろ海のものとも山のものとも固まっていません。

トランペット吹いて1年以上経つよ、って人は現状を見ながらマウスピースを変えるか考えても良いでしょう。
管理人きのじー

それはどんな現状による悩みなのか。

・他の人と比べ明らかにバテやすい
・上も下も出にくい、なんかマウスピースのカップが窮屈
・高い音は出やすいが低い音が出にくい
・中低音はは良いが高い音が全然でない

上記以外に、特に思い当たる不満がない場合はマウスピースはむしろ変えずに現状維持した方が将来的にも断然良い(進歩する)です。

問題解決の為のマウスピース変更(選び方)

問題解決の為のマウスピース変更(選び方)
問題解決の為のマウスピース変更(選び方)

前述した、問題解決の為のマウスピースの変更・選び方にも大事な注意点があります。

例えば、バテやすいから今より小さめのマウスピースを選択する。
この行動が、必ずしも良い結果をもたらさないのがマウスピース選びの難しさです。

・他の人と比べ明らかにバテやすい

「明らかにバテやすい」という状況が他の人と比べて・・など、イマイチ曖昧ですが、
明らかに大きすぎる、小さすぎるマウスピースを使っている状況がある可能性がまず1つ。(バック7Cを標準と考えて)

実は、演奏のバテにはマウスピースのカップの口径大小の問題だけでなく、深さも影響してきます。

もっと言及するなら、スロートやバックボアの大きさなども演奏の体力にはダイレクトに影響します。

しかしここでは、初心・中級者のトランぺッターの方などが理解しやすいよう、混乱を避ける意味でもカップの大きさと深さだけに言及します。

もし、吹いてる感覚、本能のまま「もう少し浅かったら、カップが小さかったら」と感じているならまずは同じマウスピースで使用の違うものを試してみましょう。

今、例えば7Bサイズを使用しているなら、CやEという浅めのカップを試してみる。
それで解決するなら1番良いです。

なぜなら、唇に当たるリムのサイズを変えることがアンブシャを壊す最たる原因なので。

すぐバテるのを解決するおすすめは、少し大きくて浅いサイズ、もしくは少し小さくて深いサイズのもの。

管理人きのじー

今7Cを使っているなら、6Eか8Bみたいな選択です。
メーカーを変える場合はサイズの詳細などをネットでググってみてね。

✅マウスピースのカップ内の抵抗はなるべく変えない作戦です。

抵抗が変わるだけでも、吹きやすさに大きく影響します。
抵抗がある・ない、どちらが吹きやすいのかは吹いた本人でしかわかりません。

音域に難を抱えてる場合のマウスピース変更(選び方)

音域に難を抱えてる場合のマウスピース変更(選び方)
音域に難を抱えてる場合のマウスピース変更(選び方)

上が全然でない、下が出なない、など音域に難を抱えてる場合のマウスピース変更やその選び方について。

この悩みも、トランペットを吹き始めてから同じマウスピースで1年以上使用してるのが前提の話になります。

基本的には上記と同じ、小さく(大きく)する、浅く(深く)する。

ただし、高い音が出ないから浅く、低い音が出ないから大きく。と言った安直な選択では問題は解決しません。

なぜなら、マウスピースに対してアパチュア(唇の真ん中振動部分)の開きのアプローチが、どうなってるのかがわからないからです。

アパチュアが、広く柔軟に取れるプレイヤーは小さいマウスピースでも上から下まで安定して吹けます。

逆に、アパチュアが狭く硬く振動がしにくい(雑)ならば大きめの方がまだ許容がある分、音域は楽にアプローチ出来るでしょう。

しかし、そんな説明チンプンカンプンですよね。意味わかんないし。

この問題は、残念ながら自分でも他人からでも正直よくわからないというのが答えです。
仮に、透明のマッピで唇をよく観察したとしても同じです。

目線で確認できるものが全てではないからです。
アンブシャ・アパチュアの形は唇の寄せ方(厚み)や息のスピード、舌の動き(シラブル)音程による振動の変化などで変わるものです。

なので、前述の通り自分で実際に吹いて、試しながら判断するしかありません。
管理人きのじー

 

その時に大きな失敗を避ける意味で、現状に近いサイズのマウスピースでジワリジワリと試奏してみます。

・同サイズの浅いカップ深いカップ。
・別マーカーの同サイズの各種(浅い深い)
・次に、隣の大きい小さいサイズのバリエーション
今使用してるサイズが7Cなら、6Cで浅いもの、とか8Cで深いもの。

つまり、大きい6Cを試奏するなら6Dとか多少浅いいサイズに。

小さい8Cなら多少深いサイズの8Bとかもおすすめです。
(カップ容量の抵抗をできるだけ変えないため)

マウスピースの試奏は多くの時間を費やすことをしてください。
楽器屋さんで数時間、リハーサルと本番でも試し吹きを繰り返します。

結果やはり、調子が悪くマウスピースを変えることを断念する事態に陥ることが多いかもしれません。

私も過去に何回も経験済みです。
半日楽器屋さんで試奏を粘り(申し訳ございません)、さらに自己トレーニングで半日みっちり。

それでも、翌日本番で吹き出して30秒であえなく撃沈。
すぐにあわてて元に戻した(;´・ω・)・・という経験が殆どです。

しかし、そんなマウスピースもNGの刻印を押すのを急ぐことはありません。
いつか、使える日が訪れるかも知れませんよ^^

私はけっこうそのパターンです。

まとめ:マウスピースを変えるときは慎重かつ遊び半分で

マウスピースを変えるときは慎重かつ遊び半分で
マウスピースを変えるときは慎重かつ遊び半分で

トランペットのマウスピースを「大きくしたい、小さくしたい」という悩みについて解決方法を考えてきました。

結論としては「非常に難しい」という壁に常に当たるということです(選択した結果の現実を経験上振り返ると)。

ただ、その場限りで捨てたものでもない。
無駄な時間を浪費したのではない。

マウスピースのサイズを数ミリ変えるだけで、奏法には過大なインパクトがかかることを学ぶからです。

積み重ねてきた自分の奏法の変化から「いつか適応する可能性も無きにしもあらず」と言ったところです。

如何に慎重に真剣に望んだところで、結果は一緒です。
管理人きのじー

 

ならば、気楽な気分・遊び半分(コレクションを増やすような気持ち)でマウスピースを選んでみてはいかがでしょうか。

だって、トランペットを長く吹いて行く覚悟や夢があるあなたなら、この先どれだけ多くのマウスピースを所有してゆくのでしょう。

50本?100本?いや、1000本かな^^

マウスピース選びぐらいは、少しは気楽に構えて望まないと体が持ちません、精神的にもね。

という考え方も全然アリです。

今回は以上になります。


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